行政書士佐藤洋文事務所

おはようございます。
行政書士の佐藤です。

初任運転者に受診させる適性診断のことを初任診断といいます。

運転者として常時選任するために新たに雇い入れた者は、初任運転者のための適性診断として国土交通大臣が認定したものを当該貨物自動車運送事業者において、初めて事業用自動車に乗務する前に受診させます。
ただし、やむを得ない事情がある場合には、乗務を開始した後1か月以内に受診させるとされています。


初任診断を含めた適性診断は、独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)で受診することができます。

初任診断は初任運転者教育と併せて行うのが良いでしょう。
初任運転者教育はできていますか?

例外として、乗務開始前3年以内に初任診断を受診しており、その受診票があれば受診する必要はありません。
受診票を無くしてしまっても、3年以内に受診していれば自動車事故対策機構に取り寄せも可能です。
受診票は運行管理者で保管しておきます。

ただ私としては受診票があったとしても、時間も費用もそんなにかからないので、再度受診させた方がいいとは思っています。


適性診断の中に初任診断と似ている「一般診断」というのがありますが、それは初任診断の代わりにならないので注意してください。初任診断の受診予約する際にも間違えないようにしましょう。